2012年7月20日金曜日

バスクにある唐辛子の産地 エスプレット

フレンチ・バスクの中心都市であるバイヨンヌから車で30分ほど山へ向かって走ったところにエスプレットEspeletteという小さな村があります。

このあたりはトウガラシの産地ですが、この地方で生産されているトウガラシ: ピモン・デスプレットPiment d'Espletteを略してエスプレットと呼ぶほどフランスでは有名だそうです。

村の郵便局の壁には、この地の特産品であるトウガラシがぶら下がっています。











村のホテルの壁にも、ほらこんなに。





 これはチーズ店ですが、壁はトウガラシだらけです。
SPARというスーパーの店先にもトウガラシがぶら下がっています。











この村では、トウガラシ入りのチョコレートを売っていると聞いていたので、店をさがしました。

店はすぐ近くにあって、もうバスで来た団体が入り込んでいます。








 トウガラシ入りのガナシェです。












こちらも同じですが、缶にはいったものです。

 何にでもトウガラシが入っているようです。
瓶入りのものはジャムのようですし、手前のビニール袋にはいったものはマドレーヌです。
マドレーヌにもトウガラシが入っているのでしょうか。
トウガラシの瓶詰めです。
この地方のものは、それほど辛くないマイルドなものなので、料理などにたっぷり使っても大丈夫とのことでした。
トウガラシ入りチョコも食べましたが、チョコ自体がとてもスムーズだし、トウガラシが少しピリッときいておいしかった。

なお、この地で生産されたトウガラシはちゃんとAOC(原産地呼称統制)で認定されているので、エスプレットという名称は他のトウガラシには使ってはいけないことになっているそうです。
つまり、エスプレットはトウガラシのブランドなのです。
(2011年6月)