2012年7月19日木曜日

サン・ジャン・ピエ・ド・ポルはバスクの巡礼宿場町

サン・ジャ・ピエ・ド・ポルSt-Jean-Pied-de-Portはバスク地方の山間にあり、サンチャゴ・デ・コンポステラへ向かう巡礼者が必ず足をとめるところと言われています。

人口わずか二千人足らずの小さな町で、旧市街の中心にあるのがノートルダム門です。
これは、ノートルダム教会の鐘楼の下に設けられた門で、なかなか珍しいものです。



 そのすぐ横に架かるノートルダム橋と、その下を流れるニーヴ川。
特に美しい橋でも川でもありませんが、のんびりとした気分になれるところです。









町の中は、バスク風の町並みが続きます。

ノートルダム門の反対側にも町が続きます。




 香辛料を店先に並べているお店がありました。
バスク地方の料理はこんなにいろんな香辛料を使うのでしょうか。
 









バスク地方でよく見かけるトウガラシノの束です。
バスク地方の料理やハム、ソーセージなどにトウガラシは頻繁に使われますので、各ご家庭のキッチンには必ずこういうのがぶら下がっているのでしょう。






「バスク地方」という刺繍が入ったベレー帽がおみやげ店に並んでいました。
ベレー帽はもともとバスクが発祥の地だからなのでしょう。地方によって色が決まっているという話も聞いたことがあります。ここで売っていたのは赤と紺色が殆どでした。
ノートルダム教会に入りました。
聖母子像の前にたくさんのろうそくが灯されて、とてもきれいでした。
さすがに巡礼路にある教会だけあります。

巡礼者が泊るのはホテルとは限りません。このような「部屋」と書いた看板があちこちで見られました。ホタテ貝が描かれていますので、巡礼者のための民宿ということなのでしょう。

この家にもバスとシャワー付の貸し部屋があると書いてありました。
 帆立貝の実物がぶら下がっています。


ホタテの模様のタイルと、巡礼者の姿を描いた絵が店先のウインドウに飾られていました。
 この巡礼の町で食べたお昼ご飯です。
スペインが近いからパエリャがおいしいかなって頼みました。
どっちも、ちょっと食べ始めてからの写真ですので、キタナくなってしまいごめんなさい。ムール貝やソーセージがとてもおいしかったです。フランスにいるのに、ここはスペインかと勘違いしそうになるほどです。
こちらはセップ茸のオムレツです。
フランスのカフェ・レストランでよくあるメニューですが、何度食べても飽きない味です。
(2011年6月)