朝起きて窓から見たら、サン・シル・ラポピーが雲で隠れそうになっていました。
カオールから東へロット川の流れに沿って30kmほどのところにある「フランスの美しい村」のひとつです。
村で一番目立つ建物は、 この村の名前にもなっているサン・シル教会で、15世紀に建設された要塞のような教会です。
教会の後ろの村の一番高いところは、昔はお城だったのでしょうか。
今は展望台になっています。
眼下には静かに流れるロット川が見えます。
村は水面から100m上の断崖に建っているそうです。
村の家並みは、よく見ると屋根の形はまちまちだし、あちこち向いているのですが、色づかいが同じだからでしょうか、少し離れたところから見ると、まとまりがあるのが不思議です。
村の広場にあるカフェの屋外席でコーヒーを楽しむ人たちがいました。
この村らしいお土産屋さんです。
人口わずか200人ほどの小さな村ですが、訪れる観光客は年間40万人を越えるフランスで最も人気がある村のひとつだそうです。
村にはお土産店やカフェにレストランなどのお店があちこちにあります。
アートを売っているお店が中に入っている、木組みの壁の家がありました。
細い路地の奥にある、小さなコテージ風の建物。
何か秘密が隠されているような雰囲気です。
家の屋根から突き出した煙突は、瓦のような、屋根を葺いた石と同じ材料のようなもので半分フタをしたようになっています。
だいたいどこの家の煙突も同じような形のフタ(あるいは装飾)がついていました。
雪除けではなさそうですが、何のためのものなのでしょうか。
いずれにしても、サンタクロースが苦労しそうな煙突です。
(2011年6月)