2012年8月1日水曜日

モアサック ロマネスク彫刻のサン・ピエール教会と修道院

トゥールーズの北方、約70kmのところ、タルヌ川がガロンヌ運河と交わるところにモアサックMoissacがあります。


このサン・ピエール教会の入口のタンパンは、ヨハネの黙示録を題材にしたものだそうです。
 このタンパンの中心にはキリスト、そしてその周りには24人の長老が配されています。


キリストは進むべき道を示し、それによりすべてのもの-花も動物も-が天に引き上げられて行くところが表現されています。


 サン・ピエール教会のすぐ横にあるツーリスト・インフォメーション。
小さな町だし迷わないとは思ったのですが、ここで地図をもらいました。
 修道院の回廊です。
11-12世紀にかけて建てられたもので、ロマネスク芸術の完全な姿を残すものとして知られています。
76ある柱頭には、それぞれ違う彫刻がほどこされていて、見あきることがありません。
※柱頭彫刻の詳細は以下のサイトで
http://www.geocities.jp/existenzerhellung/text/moissac_capitals/moissac_capitals.html



とても落ち着いた、感じのよい回廊です。
ちょっとアラブの香りがするようにも感じました。

 柱頭彫刻の写真を2枚だけ。









 教会の中にあったピエタ像です。












同じく、キリストの磔刑像です。
ロマネスク様式の彫刻は題材とは関係なく、どこかユーモラスな雰囲気があります。  
 モアサックで食べたランチは、またまたガレットです。

左は、フォアグラが真ん中で両側がフィグとプルーンのソースというグルメなガレットです。
こちらはハムとポーチドエッグ入りの普通のガレット。
前にも書きましたが、こういう簡単な具のガレット(クレープも)が、一番おいしいと思います。
(2011年6月)