2012年8月19日日曜日

ペリグー ペリゴール地方のグルメ食材の町

ペリゴール地方の中心都市ペリグーPérigueuxへ来ました。
この町の特産品はトリュフとフォアグラというグルメ食材の町として知られています。

 今日は日曜日、それも午前中なので町の中は人通りがほとんどありません。
 
 町のあちこちから見える塔と丸いドームはサン・フロン大聖堂です。
「ビザンチン風の大空間を持つ」とガイドブックにあるのですが、中は白っぽい砂岩(石灰岩かも)の壁で、あまり飾りっけがありません。
丸いドームがあることと、中央に祭壇があり四方から祭壇を囲むような造りになっているのがビザンチン風ということなのでしょうか。
 



ペリグーの町のロゴのようです。
この町のランドマークであるサン・フロン大聖堂の塔とドームがデザインされています。
 旧市街の石畳の上にあったホタテ貝。
このぺリグーも、フランスの「サンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路」として世界遺産に登録されているのです。
日曜日なので普通の商店は殆ど閉まっていましたが、ちょうど朝市をやっていました。
野菜や果物を売っている店もありますが、この町で一番ハバをきかせているのは、フォアグラの店です。

この店は、フォアグラのディスプレイ用の陶器にまでカモの顔がついています。
店の奥の棚に並んでいる赤や黄色のものは、全部フォアグラの缶詰です。
こちらの店は、伝統的な製法で作ったカモのフォアグラを売っています。
農場から直送って書いてありますが、缶詰だから鮮度はそれほど気にしなくて良いのではないでしょうか。

カメラを向けると「お一つどーぞ!」って試食を勧めてくれました。
 これもあれもフォアグラです。
こんなにいろんな種類があるとは知りませんでした。トリュフ入りのフォアグラなんていうものもあります。
こっちは果物の皮の中にフォアグラが入ったものです。最近のアイディア商品なのでしょうか。それとも伝統的なものなのかも。
試食させてもらったキーウィーとフォアグラってかなり合ってました。


お店の人に「ランチにトリュフを食べさせる店を教えて」って行ったお店は、Café de la Placeという、文字通り広場に面したカフェです。

注文はトリュフ入りのオムレツ(左) ともうひとつのオムレツはセップ茸(下)。
トリュフってマツタケと同じで、香りを楽しむものだって聞いてたけど、そのとおりでした。
高いからでしょう。あまりたくさんトリュフが入っていないので、味がよくわかりませんでした。
それと比べると、セップ茸は量も多かったし、プクプクとした食感とキノコのしっかりとした味がおいしかった。
 フランスではきっと、”香りトリュフ、味セップ”と言われているのではないでしょうか。
(2011年6月)