2012年8月27日月曜日

<最終回>パリのアパート・・・と <エトセトラ>

 パリの宿泊は、前回と同じプランタンの北にあるアパートにしました。
Residhome Paris Opéra
30 Rue Joubert Paris 75009 France

ステュディオで1泊200ユーロ超は、私たちの宿泊としては相当高めですが、パリだし場所が便利だから仕方がないです。

小さな半円形のテーブルは、食事をするときには倍の大きさの円形テーブルにすることができます。
 洗面器はシャレた形ですが、この手のデザインのものとしては深めで洗濯もしやすいです。

 バスタブもついてます。ハンドシャワーがあるのが便利です。

トイレは、バスルームの中にあります。
省スペースですが、ちょっと不便なときも。
簡易キッチンもついています。
コンロ(2口)にレンジ、食器洗い機もついています。
アパートでは朝食ぐらいしか食べないので、これで充分です。











 パリに着いたその晩に行ったのは、またまた「十時や」さんです。
 前回売り切れで食べられなかった「かき揚げ弁当」を注文しました。
エビスビールとともに食べた久しぶりの日本食は格別でした。
46 rue de Saint Anne 75002 Paris










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ここからちょっと   <エトセトラ>
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大西洋岸近くの町で見たVWゴルフ・プラス。
普通のゴルフより背が高く、スペースも大きくて乗りやすいのですが、日本での販売は振るいませんでした。
背が高いワゴン車の人気が異常なぐらいある日本なのですが、コロコロしたデブなスタイルがいけなかったのでしょうか。
シトロエンC4です。日本には普通のC4とワゴンタイプのC4ピカソが入っているようですが、 この形は見たことがありません。
ピカソの後部ウインドゥに傾斜をつけたハッチバックに近い形になっています。
やっぱり本国だといろいろなバリエーションがあるのでしょう。
サンテミリオンで見たシトロエン2CVです。
フェンダーを赤く塗るとかわいらしくなります。
大事に乗ってもらってるようで、幸せそうな顔をしています。

ボルドーで見た原付自転車。
前輪の上にあるエンジンで前輪のトレッド部分を直接駆動する方式です。パワーがあまりないので、スタート時や坂道ではペダルでこぐことになります。
昔からあるモデルですが、ピンク色のを見たのは初めてです。
今回のレンタカー メルセデスB180 CDIです。
ディーゼルだからトルクが力強くて走りやすかった。

この車の欠点は、ハンドルが切れないところです。このサイズの車なら絶対にUターンできると思うところでも、必ずと言ってよいほど切り返しをさせられました。ホイールベースが長いせいもあるでしょうけどね。




但し、高速での安定感はバツグンです。ハンドルの切れが悪い分(?)直進性は大型車並みと言えるでしょう。
左は130kmで有料道路を走っているときのメーターです。タコメーターは2000rpmで悠々。防音もしっかりできていて静かです。
良い車に乗せてもらいました。







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またパリに戻って少し・・・
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パリにいると、いろんな方向からエッフェル塔を見ることができます。
やっぱりエッフェル塔の姿は美しいです。

オルセー美術館に近い、ソルフェリーノ橋にぶら下がるパッドロックです。
も少し東にあるポン・デザールにはもっと多くのものがぶら下がっているそうで、それ以外のパリの橋にも見られるようです。
何でも、永遠の愛を願うために錠をかけて、その鍵を川に捨てるのだとか。
もともとはイタリアの恋愛小説からローマで始まったという説もある「おまじない」なんだそうです。
(2012年6月)


「たすじいの旅行記2」は今回で終了です。
引き続き、「たすじいの旅行記3」が始まりますのでご愛読下さい。



2012年8月25日土曜日

ボルドーからTGVでパリ・モンパルナスへ

ボルドー駅のホームです。
TGVがもうすぐ来るので、乗客がホームで待っています。
私たちが乗るのは11:25発の列車ですが、その列車の案内ボードには TGV 8528という通常の列車名と、 iDTGV 2954という2種類の表示があります。
私たちは、インターネットでiDTGVの1等チケットを買ったのですが、通常の2等の運賃より安く買うことができました。

iDTGVは、フランス国鉄が格安航空会社との競争するのに、通常より安いTGV運賃を生み出すことができるように、と作ったものです。
 iDTGVを予約した客は、ホームにある看板の近くで、受付(改札)を待ちます。
通常の切符のようなコンポステはする必要がありません。
というより、切符はA4サイズの紙に自分のパソコンのプリンターで印刷したものだから、コンポステするにも機械にかからないのです。
紫色の制服を着たiDTGVの 改札係が来て、受付を始めました。
手に持った機械で、予約用紙(A4の紙)に印刷されたバーコードを読み取るのです。

iDTGVの座席は、TGV全体座席数の10%程度しか割り当てされないそうです。割当てがない列車もあります。
iDTGV運賃は通常よりも安いと思っていましたが、購入する日時、列車によっては通常よりも高くなるということもあるそうです。
 座席の背には、ネットがついていました。
ちょっと荷物を挟み込むのに便利です。
足元にはフットレストもついています。
テーブルは上にスライドさせてから、手前に引き出して使います。
何でもないようなことですが、これだとテーブルのスペースを大きくとることができるという、なかなかのグッドデザインです。

ボルドーからパリまでは直線距離でも500kmありますが、TGVだと3時間ほどで着きます。日本の新幹線と同じぐらい速くて快適でした。
(2011年6月)


2012年8月24日金曜日

ボルドーでのホテルとシーフードレストラン

ボルドーのホテルはグランド・ホテル・フランセBest Western Grand Hotel Francaisでした。
 12 rue du Temple Bordeaux 33000 France
旧市街の中にあって、だいたいどこに行くのにも便利がよいところです。
 旧市街の、それもビジネス系ホテルですから、部屋は小さいですが、家具なんかはきちっとしたものが使われています。
 ビジネス仕様のデスクとテレビ。
テレビを観るのには、イスがちょっと近すぎます。 
トイレは独立しています。
バスタブもあるし、シャワーは上からとハンドシャワーの両方が付いていて便利です。
狭いけど、洋服タンスのポールは使うときはスウィングして下がるようになっています。
これなら、足まであるロングコートだって掛けることができますね。
 朝食はロビーの横の小さな食堂でいただきました。
コンチネンタルですが、必要にして十分です。

ハムやチーズ、ヨーグルト、それに果物もあります。
右端には、生オレンジジュースを作ることができるマシンもありました。
生のジュースはやっぱりおいしいです。

 ボルドーの夕食は、ホテルで教えてもらったシーフード店フェルナンドへ行きました。
" Fernand"
7 Quai de la Douane
33000 Bordeaux, France
 
ジロンド川が見えるところにあります。
ここで頼んだのが、貝のプラターです。
カキやらハマグリやらいろいろ入っていますが、これで一人前です。
来たとき、こんなに食べられるかって心配しましたが・・・
 
 貝好きの家内にかかると、完食となりました。
ツブ貝のような巻貝はまさにツブだったそうで、ご満悦でした。
(2011年6月)

ボルドー 交易で栄えた美しい町

今日は、ボルドーでレンタカーを返す日です。
時間があるので、ガロンヌ川Garonneを渡って、メドック方面のブドウ畑を見にいきました。

 ガロンヌ川の向こう側は低地であまり起伏がありません。
大昔は泥だらけの沼地だったとか。ガロンヌ川が川上から運んできた土砂が堆積してできた土地だったのです。

ボルドーのワイン地区としては、オー・メドックもメドックも グラーヴも他の地区よりも遅れてぶどう作りを始めました。
この地がワインのブドウ栽培に適したことを知っていた人たちが、貴族など、元の地主から土地を買い取ってブドウを栽培し始めたのです。

今は世界的に有名なシャトー・マルゴーChâteau Margauxの創始者レストナックも、そういう人たちの一人だったのでした。

そういう高名なワインを生むブドウ畑なのですが、景色はと言えば、起伏もほとんど無くて何とも単調で絵にならないところでした。







ボルドーの町中、大劇場Grand Théâtre付近です。
大劇場は18世紀のもので、新古典派建築の代表と言われるすばらしい建物で、パリのオペラ座建築の際もこの劇場を参考にしたそうです。
 道の向こうに見える2つの塔はサンタンドレ大聖堂St-Andreのものです。
この大聖堂の最も古い部分は11世紀に建築されました。
空に突き刺さるような尖塔は、フランス・ゴシック建築の典型と言われています。








内部はステンドグラスがとてもきれいでした。





これは大聖堂のすぐ東にある、ペイ・ベルラン塔Tour Pey-Berlandです。













この変わった形の塔は新しいものです。人に聞いても良く分からなかったのですが、どうも住宅ビルのようでした。

屋根が無い 観光バスが走っていました。
きっと雨が少ないのでしょうね。

古い建物をバックに 路面電車が走っています。路面電車の車両は市電という軽いものではなく、普通の電車を路面で走らせているような、とても立派なものでした。


 チョコレート屋さんがありました。チョコレート、ビスケット、マカロンと窓の下に書いてあります。
メゾン・ド・ショコラによく似た色のテントでしたが、”メゾン・・・”までは同じで違う店名でした。
 今日泊まるホテルは旧市街にあります。
カーナビを頼りに走って、近くまで行くのですが、そのたびに通行止めで道が通れなくなっています。
自転車の右に車止めが見えるでしょうか。
 自転車が無いと分かりやすいです。
この太い柱が進入を妨げるのです。

旧市街の中心部に入る道路がいくつかあるのですが、どれもこれもこのように進入禁止になっていて、車で入れませんでした。

 仕方なく、先にレンタカーを返却してタクシーでホテルに向かうことになりました。

 こういう進入禁止のところにあるマシンです。
旧市街ゾーンは、時間帯によってですが、許可を受けた車しか進入することができないのです。
タクシーはちゃんとアクセスカードを持っていました。カードをマシンに読ませると、進入禁止の柱が一時的に下がって進入可能になるのです。

後になってホテルの人に聞いたり、表示やマシンをよく見てみると、マシンのインターフォンで「ゾーン内のホテルに行くんだから開けて!」と言えば、カードが無くても進入ができることになっているようです。
問題は、それをフランス語でどうやって言うかということと、進入できたとしても、旧市街ゾーンの中の道は細くて狭くて一方通行が多いので、ホテルにうまくたどりつけない可能性があるということです。

ボルドー はずいぶん立派な町なのですが、人口は23万人ほどで、拡大ボルドー地域でも70万人以下といことです。
町の建物に必要な膨大な量の石灰岩は、サンテミリオン地区で切り出されたものが使われたのだそうです。
(2011年6月)





2012年8月22日水曜日

ボルドー近郊のシャトーホテル  Château la Moune

ボルドーのワイナリーへ行くための宿に、モンテュサンのシャトーホテルを予約しました。

Château la Moune
6 Route de la Poste Montussan 33450 France

本当はサンテミリオン近くに泊まりたかったのですが、適当なところが全部満室なため、ここにしたのでした。
このホテルは、ボルドーから15分ぐらいのところにあります。

 たった5部屋しかないホテルですので、とても静かです。
テラスの外にはプールがあって、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
 5つの部屋は全部仕様が異なっています。
私たちが泊まったのは”Lin”というダブルの一番安い部屋でした。

 洋服ダンスは大きめのものがありました。
が、中は全部が棚になっていて、長いものを吊るすということはできませんでした。

右のカーテンの向こうがバスルームです。
バスルームのドアが無くて、カーテンです。カーテンの奥に見えているのは、廊下へのドアで締切りになっています。
 このドアからテラス、プールサイドに出ることができます。

暖炉と薄型テレビです。













バスルーム内の洗面部分。
おしゃれな形をした洗面器です。
が、縁が浅いので実用的には??です。










シャワーです。
ドアもカーテンも何もありませんので、シャワーを浴びた後は周囲は水びたしになります。











トイレはバスルームの奥にありますが、ここにもドアがなくて袖壁だけですので、ちょっと落ち着けません。
ペーパーホルダーがないのも不思議でした。
ダイニングルームです。
施設としては、これ以外にバーやラウンジなんかもあり、パブリックスペースはゆったりとしています。
最初の夜にお願いしたディナーの前菜はアスパラガスとエビでした。











メインはラザーニア。
だいぶ食べてしまってから写真を忘れていたことに気づきました。
汚いお皿ですみません。
デザートはアイスクリーム、それにロックフォールのチーズをいただきました。
これで24ユーロですから安いし、おいしかったですが、期待していたものとはちょっと違いました。

予約したとき、サイトでのこのホテルの採点は9.7と満点近くでしたが、今見てみると8.4になっていました。私たちの採点が影響しているのかも知れません。

オーナーによると、他にトイレにドアがある部屋もあるとのことですので、そっちに泊まっていれば快適だったのかも知れません。
(2011年6月)