2012年4月15日日曜日

ペルピニャンはスペイン風カタルーニャの雰囲気


ペルピニャンPerpignanの町へ出てみました。
観光局がある会議場付近です。
プラタナスの並木が立派ですが、周囲はあちこちで工事が行なわれていたせいか、ホコリっぽいカンジです。










サン・ジャン大聖堂の正面です。
壁の漆喰部分には小さな石がたくさん埋め込まれてパターンを成していますが、このようなデザインを、ペルピニャンのあちこちで見かけました。










内部は思ったほど装飾がきつくありません。月曜日の夕方だったためか、人もいなくてガラーンとしていました。










赤いレンガ造りのカスティエ門です。14世紀中頃に建築され、現在は芸術民族博物館として使われています。
町のカンジはフランスというよりもスペインという雰囲気ですが、それはこの町がずっとスペイン領で、フランス領となったのは17世紀になってから、という歴史があるからです。
この町が「フレンチ・カタロニア」と呼ばれるのがふさわしいと言われる所以です。





町の広場に面した建物です。このように、石を嵌め込んだ壁の建物もよくみられました。




ペルピニャン市役所の建物です。
ここも、2階部分の壁はサン・ジャン大聖堂の壁と同じように、漆喰部分に丸い石が埋め込まれていました。









街角には、このところあちこちの都市で「流行り」の貸し自転車システムのスタンドがありました。











 泊ったのは、ペルピニャン空港近くバイシャBaixia という小さな村にあるレストラン・ホテル
La Demeure Catalaneです。

設備は最低限のものしかありません。おまけにエレベーターが故障していたので荷物を2階に上げるのには苦労させられました。
でも安さも格別で、2泊2朝食で100ユーロ以下の支払いですから、多少のことはガマンしなければなりません。



本当に最低限の設備しかない部屋です(でもシャワーとトイレ付き)。
レストランで食事はしませんでしたが、それなりに賑わっていました。
雰囲気がとてもカジュアルで、町で買ってきたおかずを食べるのに食卓をイヤな顔ひとつせずに使わせてくれたりしたので助かりました。
ご主人から、自宅でとれたというアプリコットをいただきましたが、これが完熟で本当においしかった・・・。

田舎の安宿に泊ると、たまにハズレますが、今回のようにとても良い気分にさせてもらえることが あるのが楽しいところです。
(2011年5月)

2012年4月12日木曜日

バルセロナからフランスのペルピニャンへ

バルセロナからフランスのペルピニャンへ、鉄道で移動しました。
バルセロナのSANTS駅からはスペイン国鉄RENFEの列車です。

ホームに下りる前、空港のような手荷物検査があります。 でも空港のように厳しくはなく、まあ形だけ・・・というカンジでした。




 このRENFEは途中ジローナにとまり、フィゲラスFiguerasという駅までの運行です。
ジローナは紀元前5世紀からある古い町で、フィゲラスはダリの美術館があるところです。
どちらも通りすがりに少し見ていきたかったのですが、TGVでペルピニャンへ行くのに、途中下車して観光できるようにはなっていませんでした。

上はフィゲラスのホームで待っていたTGVです。




 ペルピニャン駅からは、レンタカーを借りるために空港へいかなければなりません。
路線バスはあるものの、まばらな運行ダイヤらしくてよく分からないのでタクシーに乗りました。








 で、到着したペルピニャン空港ですが、ご覧のとおりのガラガラ状態。
田舎の空港らしい小さなターミナルビルですが、何とビルの中に人影がない! のでした。

右はレンタカー各社のデスクがあるところですが、どのデスクも無人です。
空港事務所の中から人が出てきたところをつかまえて聞いたところ、「お昼休み」とのこと。
スペインでもフランスでもそういう習慣があるのは知っていましたが、まさか空港のレンタカー会社までそうなの? って感心してしまいました。

今回レンタカーを予約したSIXT社のカウンターです。
お昼休みが終わった2時半ごろには、他のメジャー各社のデスクにはスタッフが戻たのに、SIXT社だけは依然として無人の状態です。
それからしばらくして、やっと係員が現れました。
が、保険の説明などもろくにしないで、ただカギをよこすだけのような適当な対応でした。
やっぱり大手のほうが安心できますね。
(2011年5月)

2012年4月1日日曜日

バルセロナ郊外のワイナリー

 朝起きて、急にワイナリーに行くことにしました。
以前、サイトで見たカヴァを造っているワイナリーです。
 カタルーニャ広場駅から 電車に乗って約50分、目的のSant Sadurni d'Anoia駅に着きました。

駅前にいたタクシーにのって、名門ワイナリー:Codorniuへ行ったところが、ちょうど11時のツアーが終わったところ。
次のツアーは15時だということなので、それを予約して駅まで、今度は歩いて戻りました。

 暑い日で、埃っぽい田舎道を20分ほど歩いたでしょうか。歩きながら、「ちゃんとツアーの時刻を確認しておけばよかった」と反省。


Codorniu は創業1551年というたいへん古いワイナリーです。シャンペンと同じ方式の発泡ワインを造っています。
後で行ったとき、建物の立派なこともそうですが、地下蔵の大きさにビックリです。地下3階ぐらいまであったでしょうか。あまりに広いので歩いて廻るのではなく、トロッコにのせてもらってグルグル走り回りました。(写真はありません)
これだけあるカヴァの動瓶をすべて手でするというのを聞いただけで、気が遠くなりそうでした。

同社の塀です。
ワインの瓶のかけらが埋め込まれていて、とてもきれいでした。






 
 駅のホームにある駅名の看板。
 普通の田舎駅です。

 15時のツアーまでだいぶ時間があるので、町のインフォメーションで近くのワイナリーがないか聞いて見ました。







すぐ近くで、見学をさせてくれるところがありました。
Jaume Giro i Giroという昔からやっているという家族経営のワイナリーです。

突然の来訪なのに、ずいぶん丁寧に工場や地下蔵などをみせてくれました。
最後には、カヴァの試飲をさせてくれたのですが、ワインを売りたいというそぶりは全く見せず、こちらからお願いして1本売ってもらいました。
 地下にある、ホコリをかぶった古いワインです。














右は、アパートに戻っての夕食です。
買ってきたカヴァを飲もうと、おかずはタコのマリネ、アスパラガス、トマト、ピスタチオ、ブリーチーズにクラッカーという品揃え。









Jaume Giro i Giroで買って来たカヴァ。
ビンの形がロケットのようにきれいです。
中身もロケットのように、瞬く間に消えてしまいました。
(2011年5月)
バルセロナのお役立ちサイト: 
バルセロナ・エッセンシャルのURLです。
http://barcelona.s28.xrea.com/index.html